保育とは
幼児の内部には人間性としての全面的な発達のメカニズムと可能性が内在しており、それが発動し、発現する場を環境として与えることによってそれを保障すること、
すなわち「発達しようとする生命を守り育てること」が保育である。
私たちの幼稚園づくり
学校(スクール)の語源がスコレーで、本来「暇」という意味であることは広く知られています。古代ギリシャ市民の子弟の暇つぶしの場として学校が始まったのです。暇を利用して自分を磨き、高めるという行為は人間と他の動物との大きな違いでもあります。今年度から施行された幼稚園教育要領では、子どもにとって「最初の学校」としての幼稚園という位置づけが明確になりました。
幼児教育から高等教育に至る一貫した教育という発想のもとに、教育内容が見直され、改訂されることになりました。将来、子どもたちが成人となり、職業に就くときの日本の社会を予測することは大変難しいことです。ある学者は、現在小学生の子どもたちの65%はまだ名前すらない職業に就くと予測しています。
こうした時代を生きる子どもたちにとって必要な教育とは何かという大きな課題に向き合った結果、幼児期の教育の大切さがクローズアップされることとなったのです。幼児期に培われる「主体的、対話的で深い学び」がその後の人生に深くかかわることになるという調査結果がアメリカで報告されました。幼稚園は子どもたちにとって楽しく遊び込んでいく場ですが、そこに深い学びが生まれていく場でもあるのです。
南大野幼稚園では子どもたちが「深い学び」と出会える場を多く持つことが出来るような教育を行っています。