南大野型テーマ保育と南大野型プロジェクト保育

南大野の保育スタイル

子どもの遊びを拡げる鍵となる3種のヴィジブルな保育記録

南大野型テーマ保育と南大野型プロジェクト保育と呼んでいる保育を行っています。

南大野型テーマ保育

 南大野型テーマ保育は年中組で行っています。テーマは保育者が決め保育を進めていきます。例えば、「海賊」をテーマに保育を行おうとした時に保育者は毎日毎日、海賊が登場する絵本を読んだり話をしたりしていきます。すると子どもたちは「海賊」というキーワードに目をかがせるようになっていきます。するとある日海賊から手紙が届きます・・・そのあとは子どもたちが目を輝かせながら海賊と共に遊びを展開していきます。海賊からの手紙が起爆剤となり遊びが始まっていきますが、その中で大切に考えられていることは“友だちと協力”していくということです。保育者が海賊になりきり海賊船を作れと手紙が来ると子どもたちは力を合わせて海賊を作っていきます。ここでのポイントはみんなで一緒に同じことをするのではなく、子どもたちが得意なことをそれぞれが行い作り上げていくということです。

この子どもたちの遊びの様子は、下記画像をクリックしてぜひ見てくださいね。)

南大野型プロジェクト保育

 南大野型プロジェクト保育は年長組が行っています。年中組のテーマ保育とは違い、テーマは子どもが決め、各プロジェクトの開始も期間もまちまちです。1週間で終了することもあれば、数年かかることもあり、結果は“そのとき”がくるまで分かりません。
 例えば子どもたちが『宇宙』に興味を持ち始めると、月の形に気づいたり、満ち欠けや周囲の惑星を調べ楽しんだりと、子どもの興味が広がった分、プロジェクト型保育も広がっていきます。保育者は常に遊びをプロジェクトしていくことが大切で子どもたちと対話し、子ども達の表現を記録として残し、その記録をもとに次の計画を立てるようにしています。子どもが『もういい、やりつくした』というまで、時間をたっぷり使ってとことんやり続けたいと思っています。子ども達が個々に遊びを始めるだけでなく、子どもの興味や関心のある遊びがより発展するよう保育者が意図的に環境を整えています。


この子どもたちの遊びの様子も、下記画像をクリックしてぜひ見てくださいね。)

 年少組の子どもたちは、好きな遊びをとことん見つけていくことを大切にしています。保育者が様々な素材を用意し感触を楽しんだり特性を知っていったりダイナミックに遊んだりします。また、皆と一緒にハサミの使い方やのりの使い方も少しずつ覚えていきます。 例えば、子どもたちが“のり”にはじめて触れ、みんなでのりをペタペタ貼ってお弁当を作るとそのあとはみんなの出来上がったお弁当を写真にとってチラシを作り。そのお弁当を見よう見まねで作ってお弁当屋さん遊びを始め、そのあとお店屋さんごっこが大盛り上がりしたり、油粘土で遊んだあとに小麦粉や片栗粉で粘土を作って感触遊びをしたり、園庭で思い切り泥んこ遊びをしたりと楽しみ、友だちと一緒に過ごす楽しさも知っていきます。

 年少組で、友だちと一緒に過ごす楽しさを知り、年中組で、みんなと協力する楽しさを知り、年長組で、自分たちで作り上げる楽しみを知っていきます。 幼稚園の生活を【36カ月の学び】と捉え、子どもたちの力を十分に発揮できるよう保育を展開しています。

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